VDTとはビジュアルディスプレイターミナルのことで、VDT症候群とはコンピューターやテレビ画面、携帯電話の液晶画面などのディスプレイを集中して長時間見続けることで発症する、疲れ目や身体の不調のことをいいます。近年、このVDT症候群で、目の不調を感じる人が増えています。
VDT症候群の要因は様々であり、いくつかの要因が複合的に絡み合って発症します。その要因として多いのはドライアイです。長時間集中してPCモニターを見続けると、まばたきの回数が減り、目が乾燥することによって、非常に疲れやすくなります。
パソコンのモニターを目線の高さに置いているかたは、目が乾きやすく、疲れやすくなりますので要注意です。モニターの位置はなるべく低くして、目線を下げることによって、涙液の蒸発を最大30%程度抑えることができます。
また、メガネの度数は本来年齢や仕事の内容に応じて適切な度数を決めることが重要です。しかし、多くの人は遠くが良く見えるように度数を合わせがちです。30代後半以降はピントをあわせる力(調節力)が低下しますので、遠くの見え方を優先したメガネでは、デスクワーク時に疲れてしまいます。生活環境や仕事内容、年齢に応じた適切な視力矯正をすることが大切です。
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